静かに始まり、気づけば目を逸らせなくなる。アナルオナニーAVは、単なるフェチ映像ではない。“他人には見せられない性の裏口”に、自ら手を伸ばしていくその姿は、観る者と演じる者が、ある種の共犯関係になるような、不思議なフェチの共有空間だ。今回はそんなアナルオナニーAVという世界の魅力を、おすすめ作品の紹介とともに、評論家ナカジが語ることにしよう。
アナルオナニーAV考察｜“誰にも見せたくない快感”を、あえて見せるという背徳
出典：絶倫アナルオナニーモンスター 星奈茉奈花
「自分で自分の限界を突く」――その姿がエロい
アナルオナニーAVってのは、単に“アナルに指を入れてる映像”じゃない。
そこには「人には見せられない快感に踏み込んでる」という、ある種の背徳と覚悟が宿ってる。
しかも相手がいるプレイじゃない。自分でやるからこそ、ごまかしが効かない。
緊張、羞恥、ためらい、それでも一歩ずつ自分の中へ進んでいくあの表情と所作――ここにグッとくる変態は、間違いなく一定数いる。
そして、そんな自分自身の“裏口”を快楽の対象として扱う女優たちは、ただの受け身じゃなくて「能動的に性を開拓する存在」として、めちゃくちゃフェティッシュに映るんだ。
「こんな子が…？」というギャップが最高のスパイス
アナルオナニーAVで忘れちゃいけないのが、ギャップの妙。
小柄で童顔、むしろ純粋そうに見える女優が、「こんなこと、自分でやっちゃうんだ…」っていうあの意外性。
しかもセリフがないことが多いからこそ、仕草・表情・吐息…すべての情報が感情を語る。演技じゃなくて、ほとんど“ドキュメンタリー”に近い感覚。
もちろん演出であることは分かってる。だけど、その演出が“ガチに見えるように設計されている”からこそ、こちらの脳内補完力も全開になるわけで。
これは“支配”じゃなくて“共鳴”なんだ
このジャンル、S的な支配欲を満たすためというより、「秘密を共有したい」っていう共犯願望に近いんだと思う。
見てる側も、どこか後ろめたさを抱えながら再生ボタンを押してる。
だからこそ、画面の向こうで頬を赤らめながら自分を攻めてる彼女たちに、ちょっとしたシンパシーすら覚える。
誰にも言えないフェチを、画面越しに分かち合う。
それこそがアナルオナニーAVの真骨頂だと、ナカジは思ってる。
アナルオナニーAV おすすめ8選
岩沢香代/ド変態アナルオナニスト！～アナルが壊れるぐらいオナニーを止めない女！
（2021年／セレブの友／出演：岩沢香代／119分）
作品紹介｜最初は指アナルオナニーだったが…
主演は、目鼻立ちの整った上品系美女・岩沢香代。
そんな彼女が、一切の理性を手放し、アナルの快楽に溺れていく様子を、たっぷり119分にわたって収録している。
最初は指アナルオナニーからスタート。しかし、指だけでは物足りず、黒光りするぶっといディルドをテーブルに固定。あそこへの挿入から、その汁を利用してアナル奥深くへズブリ──。
やがて、左手であそこを指責め、右手でアナルをグリグリという2穴同時責めオナニーに突入し、「こんなに気持ちいいの初めて……！」と呟きながら、完全に快楽に崩れ落ちる──。
感想｜岩沢香代の上品で知的なビジュアルに惚れた
これは“アナルオナニーがただのジャンルじゃなく、ひとつの芸術だ”と感じさせるレベルの作品。
まず、岩沢香代のビジュアル──
上品で知的な雰囲気を持ちながら、徐々に表情が崩れていく様子が圧巻。惚れた。
リアルなアナルイキ描写も素晴らしく、時間をかけて、少しずつ、じわじわと快感が高まっていくプロセスが見事に演出されている。
派手さはないが、深みのある快感を丁寧に追求した、まさに「フェチ職人の仕事」。
星奈茉奈花/絶倫アナルオナニーモンスター どの穴よりもアナルが一番感じる…
（2024年/OFFICE K’S/出演： 星奈茉奈花/166分）
作品紹介｜まじでアナルが大好き
主演は2023年8月にデビューを果たした1995年10月生まれの星奈茉奈花。AVデビューは27歳と遅いが、“アナルが大好き”といった意味では最高の逸材ともいえる。
簡単なインタビューの後にたっぷり時間を割いたオナニー→AV男優との絡みといった内容となっている。
特筆すべきはその“ド変態さ”で、アナルを自身で刺激し、男優に責められても嫌な顔を1つも見せず、徐々に興奮し気持ち良くなっていく。
感想｜“大人しそうなのに変態”だからそそる
アナルをひくつかせ、どでかいディルドを自らのアナルに突っ込み、電マでクリトリスを刺激し、ローソクを自らに浴びせ、鼻フックを装着し興奮するなどド変態ぶりを思う存分発揮している。
まさに“アナルモンスター”である星奈茉奈花は、AV女優としては遅咲きながらこの作品で間違いなく爪痕を残したといえるだろう。
徳永絵里／ためて安心満足発射！あなたの街のアナル信用金庫
（2004年／ディープス／出演：徳永絵里／98分）
作品紹介｜お客様のアナルSEXライフを応援する信用金庫
2000年代初頭──まだAV界にフェチ職人たちの魂が色濃く残っていた時代に作られた作品だ。
主演は徳永絵里。何よりもまず彼女のルックスと雰囲気が素晴らしい。
キリッとした顔立ちと、どこか素人感の残る初々しさ。その魅力が、この過激なアナル研修ストーリーに絶妙なリアリティと背徳感を与えている。
設定は、「お客様の明るく楽しいアナルSEXライフを応援する信用金庫」。
支店長とアナルマイスターから研修を受ける徳永絵里は、制服（上半身のみ着用）のまま、バイブ責め・ローター責め・ウォーキング訓練・アナル金庫閉めなど、ありとあらゆるアナル開発プログラムに挑戦していく。
感想｜丁寧に作り込まれた変態ドキュメント
これは“フェチ愛と演出力で勝負していた時代の傑作”。
まず、徳永絵里の制服上半身キープ×下半身むき出しというコスチューム設定が最高すぎる。
「制服＝社会性」と「アナル責め＝背徳」が、たった一着の制服上半身だけという姿で絶妙な緊張感を生んでいる。
バイブ・ローターの多点責め、歩行訓練中のプルプルした臀部、金庫を閉めるたびにビクッと跳ねるお尻──フェチ描写が一切ブレずに、終始“アナル開発”に集中している点も秀逸。
古い作品ではあるが、むしろ今では珍しいほど丁寧に作り込まれた変態ドキュメントとして、アナルフェチには一見の価値あり。
How To AF「アナルはマ〇コを越えるのか！？」～魅惑の穴には疑問がいっぱい！…
（2016年/FuuTube/出演：青山真希 さくらここる 姫乃たま/123分）
作品紹介｜How To AF「アナルはマ〇コを越えるのか！？」
出演者は2010年デビューの熟女AV女優青山真希と2016年デビューのドM女優さくらここる、地下アイドルとしても活動していたAVライターの姫乃たま。
青山真希が先生役となり実演を交えてアナルプレイをレクチャーしていく。初心者や未体験でもわかりやすくレクチャーしてくれているため、実際に役立つ知識が得られる。
オナニーネタとしても使えてアナルプレイの知識も得られるため、一石二鳥のAV作品となっている。
感想｜“アナルプレイの教科書”ともいえる至極の作品
本作では、アナルの魅力と前立腺プレイ、アナルオナニー、アナル用おもちゃの使い方などをわかりやすくレクチャーしてくれている。「AFって普通のエッチよりも気持ちいいの？」そんな素朴な疑問を解決してくれる。
基礎編と応用編に別れているのも嬉しいポイント。「アナルプレイに興味があるけどやり方が良くわからない」といった人もこの作品を見れば試したくなるはずだ。
女性と男性両方のアナル責めをレクチャーしているため、カップルで見るのもおすすめ。
日向ひかげ/純粋無垢な制服美〇女 アナル解禁 肛門処女喪失
（2024年/無垢/出演：日向ひかげ/130分）
作品紹介｜元地下アイドルの日向ひかげだったが…
元地下アイドルの日向ひかげは見た目も可愛らしいが、これまでに喉奥開発をされる作品に出演するなどアブノーマルにはある程度の免疫があった。
しかし、計4シーンに渡る徹底的なアナル責めには正気を保てず全身で感じまくる。バイブを使ったオナニーや4Pによる口と膣、アナルの3点同時責めは圧巻の一言。
感想｜徹底的なアナル責めに抜群の反応を見せる
セーラー服を着た日向ひかげは可愛らしく、これからアブノーマルなプレイをすると想像しただけでも勃起してしまう。
抜き所は多々あるが、作品後半の4PはエロさMAXでイカずに耐えるのはほぼ不可能だといえるだろう。口と膣、アナルという3つの穴を同時に責められるシーンは強い背徳感を感じる。
膣を突かれる気持ち良さとはまた違った快感を感じているがゆえに、喘ぎ声も通常プレイとはまた違った可愛さでとても魅力的だ。
私のアナルオナニー見てください！
（2019年／ラハイナ東海／239分）
作品紹介｜アナルを責めることに対して一切タブー感を持たない快楽主義
本作はその名の通り、アナルにハマった女性たちが、自らの指やバイブで菊門を責め抜く様子をたっぷり239分にわたって収録したド直球フェチ作だ。
収録されているのは、さまざまな素性・雰囲気を持つ成人女性たち。
最初は控えめな表情で始める者もいれば、最初から堂々と菊門を開示していく者も。
だが共通しているのは、「アナルを責めることに対して、一切のタブー感を持たない快楽主義」という点だ。
感想｜“感じることそのもの”をダイレクトに伝えてくる構成
これは“アナルを楽しむためだけに作られた、徹底した快楽追求型AV”。
一切のストーリーも、過剰な演出もなし。ただひたすら、女性たちが自分のアナルを責める姿だけを映す。
声、音、動き──
すべてが“感じることそのもの”をダイレクトに伝えてくる構成は圧巻。
特にバイブを抜く瞬間に漏れる、抑えきれない喘ぎ声と緩んだ菊門の動きは、アナルフェチなら間違いなく「ここだ！」と感じる抜き所になっている。
初々しい素人女性による菊門オナニー
（2020年／ラハイナ東海／117分）
作品紹介｜“初めて感”と“ぎこちなさ”が売りの顔ぶれ
「アナルオナニー」というテーマを、きらびやかな演出ではなく、あくまで素人の初体験感に寄り添った形で描き出したのが本作『初々しい素人娘による菊門オナニー』。
登場するのは、スカウトや応募で集められたリアル素人女性7名。いずれも演技ではなく、“初めて感”と“ぎこちなさ”が売りの顔ぶれだ。
最初はどの娘も明らかに戸惑い、躊躇し、羞恥心を隠しきれない。
だが、いざ自分の指で菊門に触れ始めると、徐々に声が漏れ、表情が蕩け、羞恥と快感のせめぎ合いがリアルに画面に刻まれる。
感想｜自分自身に没入していく過程が非常にリアル
これは“素人女性の羞恥心と快楽の変化”を真正面から捉えた、珍しいフェチドキュメント。
華やかさや派手な構成はない。だが、それが逆に“素人のリアリティ”を際立たせている。
演出としてのバリエーション（衣装変化や道具追加など）が少ないため、単調に感じる場面もあるかもしれない。
しかし、逆にそれが“最初の一歩”に特化したコンセプトをぶれさせていない点で評価できる。
人妻アナルオナニー 尻穴イジリがやめられない
（2023年／ラハイナ東海／118分）
作品紹介｜視線が自然と“アナル”へと集中する演出設計
登場するのは、おそらく40代と思われる落ち着きと色気を持った人妻たち。
清楚な雰囲気をまといながら、カメラの前で徐々に表情を崩していく彼女たちが、指やバイブで自らのアナルを責め立てる様子をじっくりと映し出していく。
本作では女優たちの目元が隠されており、結果として視線が自然と“アナル”へと集中する演出設計。これが実にフェチ心を刺激する。
羞恥に震える表情の一部を見せながら、しかし主役はあくまで尻──という絶妙なバランス感覚が光る。
感想｜「カラダが勝手に求めてしまう」という自然な流れ
これは“大人の女がカラダに正直になる瞬間”を切り取ったフェチ作品。
人妻系アナルオナニーというと、過剰演出に走るものも多いが、本作はあくまで「カラダが勝手に求めてしまう」という自然な流れを重視している。
目元隠しによって余計な情報がシャットアウトされるため、こちら側のフェチ集中力も自然と高まる。
演出に無駄がない。これが最近のラハイナ東海の良いところだとナカジは思う。
まとめ – 指一本で、世界が変わる
アナルオナニーってジャンルは、単なる“変化球”じゃない。むしろフェチの本質が凝縮されてるって言ってもいい。「誰にも見せない自分を、あえて見せる」って行為は、羞恥と快楽、主導権と無防備さが交錯する最高の見せ場なんだ。
今回セレクトした8本は、ただアナルを弄るだけじゃない。どれも“心の奥まで突っ込んでくる”名作ぞろい。
たとえば――「ここまで指入れるの!?」って驚く激しさから、「そっちが感じちゃうのか…」っていう静かな陶酔まで、一本一本に女優の決意と、スタッフの変態愛（リスペクトね）が詰まってる。
中にはガチオナニーで本気でイってるやつもあるし、アングルにこだわり抜いた作品もある。自分で自分の限界を攻めていく姿って、もはや“挑戦者”だよ。
「アナルは観る側のもの」だった時代は終わった。今は“やってる本人が主役”になる時代。
羞恥と快感が表裏一体になったこのフェチを、一歩踏み込んで楽しむなら、今回の8選はまさに最適解だ。
背徳の中にある美学――ナカジが太鼓判を押す“至福のアナルオナニー劇場”、とくと堪能してくれ。